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自分のウリを考える

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『自分のウリを考える』というエッセイを書いてみましょう。

小説を売ることを考えると、作者になんらかのわかりやすい特徴があるのは良いことです。たとえば、芸能人の方が小説を書けば、それだけである程度の数が売れるでしょう。まあ、ネームバリューではなくて、実際の本の内容で勝負したい、という人もいるかもしれませんが、まずは本を手に取ってもらう段階で、そのネームバリューを生かしたほうがよろしいでしょう。評価されるのは、本を手に取ってもらったあとです。まずは手に取ってもらわないとどうにもなりません。

顔が良い、というのもウリになるかもしれません。身体能力が高いというのは、どうなんでしょう。たとえばサッカー選手が小説を出したとして、売れるのでしょうか。写真集とかエッセイなら売れそうですけど、小説となると難しいかもしれません。スポーツ選手と小説は、あんまり相性がよろしくないような気がします。

ウリというのは、つまり珍しさですね。なんらかの特殊な経験をしている人だと、読者に興味を持ってもらえる、ということかと思います。多くの売れない作家には、これが欠けています。自分も含めて、そこまで特殊な人間ではないわけです。はっきり言って、多くの新人作家にはアピールポイントがないのですね。昔は、新人賞受賞という箔が珍しさ、才能の証でしたが、いまはもうほとんど効力をなくしていると思います。まだ新人賞がブランドイメージを保っているのは数レーベルしかありません。

芸人としてデビューしようと考えたときに、なにかしらの武器がないと厳しい、というのはわかると思います。たとえばデブキャラでいくとか、同性愛者をアピールするとか、高学歴とか、大喜利が得意とか、そういう風になにかしらの武器で勝負していくわけです。純粋にコントや漫才の力で切り開いていく芸人さんもいらっしゃいますが、テレビで活躍するとなると、それだけでは厳しいわけです。

作家が芸人のように変なことをしろ、と言っているわけではありません。ただ、結局は人気商売なので、なにかしらの方法で注目してもらう必要があるのです。人気のあるゲーム実況者なども、やはり個性のある方が多いですね。ゲームが上手とか、プレイしている姿が楽しそうとか、そういうものは基本としてあって、人気のある方は必ず強烈な個性を持っています。

いまの僕には、何も武器がありません。大した人生経験もないし、思考力も並程度です。圧倒的な読書量があるわけでも、圧倒的な執筆量があるわけでもありません。得意なのは、精々、タイピングくらいでしょうが、それも皆の2倍や3倍速くキーボードを叩ける、というわけではありません。

今後は、なにかしらの武器を身につける、あるいは自身の持っているスキルを磨いていく、ということをしたほうが良いような気がしています。まあ、それにかまけて作品の面白さが損なわれてはいけませんが……。いったい、なにができるのか。難しいところではあります。本来はデビュー前に、しっかり考えておくべきでした。反省しております。

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