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漫画を、じっくり読もう

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『漫画を、じっくり読もう』というエッセイです。

漫画は、1冊どれくらいで読み終わるでしょうか。もちろんジャンルにもよります。たとえば、DEATH NOTEとか名探偵コナンみたいな推理もので、文字をしっかり読んでいると、なかなか読み終わらないかもしれません。ギャグ漫画だと早いですね。雰囲気を味わうような漫画も、さっと読もうと思えば読めてしまいます。

漫画は、描くのは非常に大変ですが、読むのは簡単です(描いたことがないので、描くのが大変というのは想像です)。漫画を描く労力と読む労力では、どうなんでしょう。百倍以上ではないでしょうか。1冊の漫画に10話入っているとして、週間でも10週間分の漫画です。1話24ページとして、うーん、1日8時間労働を5日と考えると40時間で完成するわけです。週間連載なんて、ちょっと想像がつきませんけど、どうなんでしょう。もうちょっとかかるんでしょうか……。もちろん1人で描くわけではないでしょうが、実際の労働時間は40時間以上だと思います。

仮に40時間で1話ということは、1冊につき400時間の労力がかかっていることになります。読むのは、早ければ30分くらいです。とてつもない労力を、一瞬で読み終わるというのは、なんというか、切ないものがありますね。400:0.5の労力です。やっぱり漫画ってすごいんだなぁ、と思ってしまいます。

小説だと、そんなに作者と読者に差は出ません。小説は1冊240ページ、10万字として、2時間で5000字書けるとすると、4時間で1万字ですから、1冊あたり40時間ほどです。読む側は1時間か2時間ですから、40:1~2といった感じでしょうね。そう考えると、小説は非常に執筆側のコストパフォーマンスに優れているといえます。ただ、漫画の読者人口と小説の読者人口が違うので、そこがビジネス的にどうか、ということを考えなくてはいけません。

うーん。漫画の制作にかかる時間、読むのに必要な時間、小説の制作にかかる時間、読むのに必要な時間……。これはなにかしら重要な気がするのですが、まだ考えがまとまっていません。小説と漫画の違いとか、そういう部分をもうちょっと突き詰めたいところですが……。

かなり話がずれました。本当は、漫画をゆっくり読んだほうが良い、という話なのです。30分とかで読み捨てるのではなくて、1コマ1コマ、丁寧に読んでいくと、本当に素晴らしい漫画体験ができます。ただストーリーを追うだけではなくて、キャラクターの表情を見たり、風景を眺めたり、丹念に漫画を読んでみたことがあるでしょうか。たぶん、子供の頃には、そういう風にして、1コマずつ丁寧に読んでいたはずです。同じ漫画を何度も何度も読んでいたでしょう。幼い頃のように、純粋なまなざしで、ゆっくりと漫画を読んでみると、漫画の素晴らしさというものに改めて気づかされることでしょう。きっと。

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