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1メートルって、どれくらい?

1メートルは100cmである。それくらいはさすがに知っている。

僕が言いたいのは、実際に1メートルというのはどれくらいの長さなのか、おおよそで良いけれど把握しているだろうか、ということである。1メートルならば、まだわかるかもしれない。ただ、3メートル離れた場所に人が立っている、みたいな文章を読んだときに、頭のなかでそれがイメージとして展開できるだろうか。僕はできない。2メートルくらいの距離が開いていると言われて、どれくらい離れているのかがわからない。

長さが仕事と関係していたりする場合は、もっと鋭敏だろう。たぶんだけれど、家具をつくっているような職人は、メートルやセンチにもっと敏感なはずである。僕は、そういう長さとは無縁の人生を過ごしてきたので、長さ、距離の感覚が身についていないのだろう。

わかる長さといえば、三十センチくらいだろう。これは、頭のなかで三十センチものさしを思い浮かべることでなんとかなる。それでも、たぶん40cmの長さがある30センチものさしを見せられても(矛盾しているが)、気づけないのではないかと思う。そもそも、60センチで1メートルじゃないのか、くらいのことは考えそうだし(それは自分をバカにしすぎだろう)。

重さ1キロとか言われてもよくわからない。10キロだと米一袋分くらいだな、とは思うけれど、あれも形によって持ちやすさが全然違う。ダンベルを持つのと、ダンボールを持つのでは話が違う(ダンが被ってややこしいぞ)。

小説を書いているときに、ふたりのキャラクターの距離を説明したいときがある。それを正確に表現するためには、やはりセンチメートルという単位を使うのが良いだろう。けれど、その長さが僕には全然わからない。仕方ないのでメジャーで測ったりするのだが、この苦労って何か意味があるのだろうか、みたいなことを思うのだ。

これは僕だけの問題なのだろうか? 他の人たちは、長さというものがちゃんとわかっているのだろうか。何か基準となるようなものがあれば、わかるのかもしれない。そもそも僕は1センチがどれくらいなのかもわからない。わかるのは15センチからだ(15センチものさしを持っていたから)。

適当に手で10センチはこれくらい、30センチはこれくらい、と示してみよう。そのあと、その長さをメジャーで測ってみて、自分の感覚がどれくらいずれているのかを調べてみると面白い。かもしれない。

そのうち、ウェアラブルデバイスが進化して、視界に映るものとの距離を教えてくれるようになると良いなぁ、と思う。

あとは、両手を横に広げたときの長さとか、中指の先から手首までの長さとか、そういった身近なものの長さを把握していけば、徐々に長さに強くなるかもしれない。いまは、とにかく、本当に長さがよくわからない。1メートルってどれくらいなのか、ちゃんと手で示せるだろうか?

まあ、そんな感じで、いま測ってみたら僕の世界の1メートルは、74cmだった。うーん……。この記事で、単位が記号だったりカタカナだったりして、読んでいていらいらする人は理系だろう(そうか?)。

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