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小説の書き方 その2

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『小説の書き方 その2』という記事を書いていきましょう。その1のつづきです。

実際に小説を書こうと思って、何で困るでしょうか。ネタですかね。やっぱり、作品のネタをどうやって考えれば良いのか、というのが初心者の悩みの種かと思います。もちろん上級者にとっても悩みの種だとは思いますが……。

ここでも、前回書いたように、何を目指しているのか、ということが関係してきます。書籍化を目指しているのであれば、そのジャンルのネタで考えれば良いわけです。ミステリーでデビューしたいなら、謎を解決するネタを考えます。SFでデビューしたいなら、ちょっと科学的な感じのするネタを考えたほうが良いでしょう。ライトノベルで、バトルものならバトル系を、学園ラブコメなら学校で恋愛がはじまる話を……と少し絞ることができます。何もない状態で、完全に新しいものを、というのは非常に難しいです。たぶん売る側も大変だと思いますし。

逆に言えば、売ろうと思っていないのであれば、なんでも良いわけです。自分の日常を小説にしても良いですし(私小説というジャンルがある)、たとえば、自分の生活がこう変わったらどうなるだろうか、と想像してみるのも面白いでしょう。明日、突然、自分が美女(あるいは美男子)に告白されたら……。しかも、その美女には秘密があって……とか、どんどん想像が膨らんでいくと思います。

僕の場合は、作品のコアを決めます。それが決まったら、もう書くことができます。コアとは何かというと難しいのですが、たとえば『かわいいネットストーカー』という作品であれば、主人公が初恋の人をネットストーキングする話です。それだけ決まれば、あとはポンポンとストーリーが浮かんでくるので、それをそのまま書き進めるだけです。主人公が登場したら、どんな人なんだろう、どんな考えの人なんだろう、とか考えます。新しくキャラクターが出てきても同じことの繰り返しです。こいつは何を考えているのか、どう行動するのか……。その場でキャラクターたちが動きはじめるので、あとは頭のなかで映像化して、それを文章にするだけですね。簡単です。

やはり難しいのは作品のコアを決めるところでしょう。できるだけ新奇性のあるものがよろしいと考えます。でも、自分の好きなものでも良いですし、なんだって良いと思います。創作というのは自由です。ただ、目標を絞ると、徐々に自由度が減っていくだけです。自由度が減るのは楽なことでもあります。こういう物語を書く、と決めていればそうなります。それを決めずに書くというのも、実に高等なことですね。どれくらい芸術でいくか、どれくらい商業でいくか、という話にもなってくると思います。

最後に、もうひとつ作品のコアを考える方法を書いておきましょう。目を瞑って音楽を聴きながら、その歌詞やリズムにあわせて、頭のなかで映像をつくってみましょう。ミュージックビデオを自分で想像するわけですね。その映像のなかで、もっとも美しいワンシーンを小説のコアにしてみると良いかもしれません。誰かが誰かに救われる話とか、誰かと誰かが手を取り合って生きていく話とか。

まあ、人それぞれ、好きなように書けば良いと思います。あまり人の創作論を信じすぎないほうが良いでしょう。常に疑いつつ、しかし自分のためになる可能性も少しはあるな、くらいで試してみればよろしいかと。あわなかったらやめれば良いですし。こだわらないことが大事です。

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