『傀儡のマトリョーシカ』が4月30日頃に講談社ラノベ文庫より発行されます!

[創作]本が出るので著者校正をやってみた

こんにちは! 河東遊民(@KATO_Yuumin)です。

今回は、『本が出るので著者校正をやってみた』という創作に関するエッセイを書きます。

本を出す予定がある人、本を出したい人には参考になるかもしれません。

まず、これを言わせてください(笑)。

『傀儡のマトリョーシカ』が講談社ラノベ文庫より4月30日頃に出版されます。

そういうわけで、先週は原稿が校閲から戻ってきたので、修正作業を行っていました。

原稿が完成したあと、まず原稿は校閲という部署にいきます。

そこで日本語の文法が間違っていないか(てにをは関係)
漢字の変換ミスがないか(×飴が降っている→○雨が降っている)
作中に矛盾はないか(主人公たちが土日も学校に通っていないか)
というような指摘を入れてもらいます。

校閲から戻ってきた原稿(ゲラと呼びます)を読んで、その指摘が正しいのかを確認します。

その作業を著者校正と呼ぶのです。

 

僕は自分で言うのもなんですけど、誤字脱字、変換ミスが少ないほうだと思います。

単純なミスは、本文で10カ所くらいしか指摘されていなかったですね。

どちらか迷うようなものを含めたら、もうちょっとありますけど……。

こういう単純なミスは、指摘に従って直すだけなので簡単です。

赤丸をつけて、その通りに修正してください、とお願いすればOKです。

ほとんどの誤字脱字、言葉の用法に関する指摘は、ほぼすべて校閲さんの言う通りに直しました。

 

今回の作業で一番辛かったのは、改行関連です。

僕はもともと原稿を一太郎で書いていました。

一太郎は次の行の頭に「か。」みたいな文章がきたら
自動的に、前の行に詰めてくれます。
(言っている意味がわかるかな?)

わかりやすいように画像を用意してみましょう。

(クリックで拡大します。二つ並べてみてください)

左の画像が一太郎です。『~同好会なんだが」』が1行に収まっています。

右の画像がゲラで、『が」』だけ次の行に移ってしまっています。

 

これは、僕がテキストデータで原稿を送ってしまったことによって発生した問題です。

どうやら、一太郎で送れば自動的に文章を前の行につめてもらえたようなのですが……。

これがほぼすべての節で発生しておりまして
毎回、『前の行につめてください』と赤ボールペンで書かなくてはなりませんでした。

これをしないと30ページくらい、たった1行か2行のページができてしまい
小説が分厚くなってしまいます。

小説が分厚くなると値段が上がるし、見た目も悪いので、頑張って前の行につめてもらいました。

こういうことのないように
原稿を送るときは、どのデータで送るのが良いか、編集さんにしっかりききましょう……。

 

もうひとつ大変だったのは、矛盾点の指摘です。

一応、書いている途中は矛盾のないように気をつけているのですが

それでも、やっぱり細かい矛盾が生じてしまいます。

そこを直すのですが、もうゲラなので大きな修正は難しいのです。

(ここで大量に修正を入れる人もいるみたいですが……)

仕方ないので、矛盾がなくなるように四苦八苦して文章を直します。

 

指摘してもらったところが、僕のほうがあっていることもあります。

ただ、勘違いして読まれた(誤読された)ということは
わかりづらい文章だった、ということです。

できる限り誤解のないように文章を直すことで対処します。

 

原稿を修正しているので、いつものようにさらさらとは読めません。

しっかり一文一文読む必要があります。

自分の原稿を読むのにかなり時間がかかります。

ライトノベルなら、1冊あたり1~2時間もあれば読めるでしょう。

今回の著者校正では、1回読むのに6時間くらいかかっています。

さらに修正を考える時間、2回目に読む時間も含めて
全部で10時間くらいかかったと思います。

 

著者校正をやっていて、デジタル化できたらなぁ、と思いました。

たぶん、もっとデジタル化の進んでいる出版社も多いのではないでしょうか。

しかし、まあ、いろいろ難しいのでしょうね……。

 

そのようなわけで、著者校正が終わったので
僕の仕事は、もうほとんど終わりです。

もしかしたら、もう一度原稿が送られてくるのかもしれません。
(システムが良くわかっていないのです……)

それでも修正する箇所は少ないはずなので
今回よりもスムーズに進むはずです。

あとは本が出るのを待つだけです! たぶん!

もう一度書かせてください。

傀儡のマトリョーシカ、講談社ラノベ文庫より4月30日頃 発売予定です!

それでは!

 

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