『傀儡のマトリョーシカ』が4月30日頃に講談社ラノベ文庫より発行されます!

安ければ売れるのか?

こんにちは! 河東遊民です。

今日は、いつものようにエッセイを書きましょう。

安ければ売れるか? ということについて書きます。

まず、安ければ売れるというのは、ある程度は正しいことでしょう。100円の価値のあるものが50円で売られていたら買う人は多いでしょう。2万円のものが200円とかで売られていたら、さすがに何か裏があるのでは、と疑ってしまいますけれど……。

そもそも、有料のものよりも無料のもののほうが手が出しやすいですよね。試しに1ヶ月くらい使ってみて、あとは有料というサービスも増えてきています。

さて、問題なのは買う側ではなく、売る側になったときです。本当に、商品を安くすれば物が売れるのでしょうか?

本来、売るときに考えなければならないのは『どれだけ売ったか』ではなく『どれだけ儲けたか』になります。たとえば、本来200円の品を100円にして売れば、2倍売れるのかどうかを考えなければなりません。もともと200円のものが100個売れていたとしましょう。利益は単純に計算すると2万円です。200円のものを100円に価格を下げることで、たとえば3倍売れるならば、どうでしょうか。100×300で3万円になります。これは値下げが成功した例と考えて良いでしょう。

ただし、100個売るのと200個売るのでは手間が違います。輸送に掛かる費用も違うでしょう。1個売るのに、どれだけの時間や費用が掛かるかも計算に入れなければなりません。もしかしたら、そのような費用がかさんで、売れば売るほど儲からなくなっている可能性もあります。

また、値段を下げる方向性で勝負をすると、どうしても他の店と価格競争をしなければならなくなります。この路線は、相手を駆逐するまでつづけられるならば問題ありません。つまり、自分だけが赤字覚悟で安売りをして、そのうち他のすべての店が潰れるのを待つ、みたいな戦略ですね。資金力があれば、悪くない方法だとは思います。独占してしまえば、あとはどれだけ値段をあげてもそこで買うしかなくなるわけです(そのときは、また他の会社が参入してくるでしょうけれど……)。

あとは価格弾力性の話もしておきましょうか。

一般に、日常的に使う品ほど、価格が上がっても買う傾向にあります。逆に贅沢品など、普段は使わないものだと、価格が上がれば買わなくなります。特に、代替物がない場合は、値段が上がっても購入することが多いのです。

ガソリンを例に考えてみましょう。他に代替物がないので、ガソリンの値段が上がれば、その値段で買うしかありません。逆に旅行の価格が一時的に2倍、3倍になっていたら、申し込むのをやめる人もいるのではないでしょうか。

そのようなことを考えつつ、さて、小説は値段を上げるべきなのか、それとも下げるべきなのか、ということを考えています。小説はともかく、漫画は、もっと高単価にしないと労力のわりに採算がとれないと思います。いまの部数の半分でも儲けが出るような価格に設定したほうが良いと思いますが、漫画が子供向けの商品として発展していったこともあり難しいですね。

僕は本を買うときに、学割というか、未成年割みたいなものがあれば良いなぁ、と漠然と思いますね。電子マネーが発展して個人情報と紐付けされたら可能かもしれません。

まとめると、安ければ売れる可能性は高いが、儲けが増えているかは微妙、といったところです。売り上げを増やせば良いというものではなくて、ちゃんと利益を増やさなければなりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です