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『人間のように泣いたのか?』の感想

こんにちは! 河東遊民です。

今日は森博嗣さんの書いた『人間のように泣いたのか?』の感想記事を書きました。

Twitterでも感想をつぶやいたのですが、140字では書き足りないのでこちらでも書くことにしました。ひとまずTwitterに書いたものを転載しておきましょう。

「人間のように泣いたのか?」だが、Wシリーズは愛について書いた作品だと感じた。子供が生まれなくなり、性愛や恋が色あせてしまった未来で、恋が再び復活する物語。極上で壮大なラブストーリーだった。面白かった。しばらくこの作品のことだけを考えていたい。

まず前提として、僕は森博嗣さんのファンです。ほとんどの小説を読んでいると思います。幾つかのシリーズは、まだ未読ですが……。

Wシリーズの世界観などは、まあ検索していただければよろしいかと思います。SFで、一応は過去作と繋がっている部分もありますが、ほとんど気にせずに読むことができます。

森さんの作品は、とにかく会話が自然体なのです。小説でしか出てこないよ、みたいな台詞がありません。漫画的でもアニメ的でもない。そういうフィクションの過剰さを意図的に排除しているとしか思えない、実にクールな会話なのです。リアルな会話なのですが、それでいてスリリングなところも素晴らしい。

Wシリーズには、S&Mシリーズの1作目から出ている、例の人が出てきます(ネタバレになるので書きませんが、これを書くこと自体がネタバレでもあります)。最初はそれを楽しみにしていました。他の作品とのリンクが面白いのですね。百年シリーズとか……。

ところが、もう、最後のほうは、そんなのすべてどうでも良かったですね。Wシリーズ、それ自体が面白い。毎作、これで完結と言われても納得できるほどの完成度でしたが、今回も同様ですね。つづけようと思えばつづけられるし、終わろうと思えば終われる、みたいな。森さんの作品は、ほぼすべてそういう構造になっていると思います。Gシリーズだって、いま終わっても綺麗だと思います。

Wシリーズは綺麗に終わったと感じます。主人公をオーロラにして、オーロラが活躍する物語とかも書けそうですけどね。うーん。二次創作か……。いや、畏れ多いですね

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