『傀儡のマトリョーシカ』が4月30日頃に講談社ラノベ文庫より発行されます!

100MBで過ごしてみよう

 スマートフォンは、人生をそれほど豊かにはしてくれないのではないかと前々から思っています。基本的には暇を潰すためのツールで、無料でどれだけでも暇を潰せてしまうでしょう。しかし、何かしたいことがある人、しなければならないことがある人にとっては、悪魔みたいなものですね。時間を搾り取られてしまいます。

 そういうわけで、僕はスマートフォンの回線を100MBしか使わないことに決めています。僕の使っているSIMには低速通信モードというのがあって、それを常時ONにしているわけですね。もう、めちゃくちゃ遅くて、Twitterとかも開きませんし、LINEでも音声がぷつぷつ途切れます。動画なんてもっての他です。メールなら、まあ、ぎりぎり大丈夫かな、という程度。非常に不便ですが、その不便な状況にでもならないと、人間、だらだらと暇でもないのに暇を潰しつづけてしまうわけです。

 スマートフォンに支配された状況になると、努力をする人が、かなり報われやすくなるのではないかと思います。つまり、皆が遊んでいるときにひとりだけ頑張る、ということがしやすいわけです。ゲームとかスマホをしている間に、こっそり、コツコツと何かを生み出すことができるわけですよ。学生だったら、ちょっと自制するだけで他の人を簡単に出し抜けると思います。

 最初のうちは情報を得られないことが不安かもしれません。他の人は、もっと良い情報を得ているのではないか、と疑心暗鬼になるかもしれませんね。しかし、冷静に考えてみてください。ネットをしていて得したことって、そんなにありますか? この情報を知っていて良かった、と心の底から思うようなことは少ないと思います。

 皆と同じような情報を持っていても、得をすることはありません。精々、会話の種になる程度。本当に必要な情報は、インターネットを真面目にしていなくても、それとなく入ってくるものです(税金が上がるとか、選挙があるとか)。

 僕は会話をするとき、自分の知っている情報を教えてもらっても無意味だな、と思います。同じ話題を共有して、いったいなんの意味があるというのでしょう。誰が亡くなったとか、誰が結婚したとか、そんな情報が、自分の人生にとって必要ですか? そんなことよりも、いま何を考えているのか、何に注目しているのか。その人のスペシャルな部分こそ知りたいわけです。独自の思考がない人とは、会話をする時間がもったいないな、と思ってしまいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です