『傀儡のマトリョーシカ』が4月30日頃に講談社ラノベ文庫より発行されます!

万策が尽きることはない

 万策尽きる、という経験をしたことがありません。そもそも、1万も策があって、そのどれもがダメになることはないと思います。普通の人たちは、精々、2~3策くらいしか持っていないかと。それで策が尽きて『万策尽きた』というわけですね。

 僕は、常に失敗することを考えています。そうそううまくいくはずがないだろう、という経験則に基づいて、いろいろな手を考えます。これがダメならあれ、あれもダメなら……という風に、いろいろな策を考えつづけます。常に5~10個くらいは次の手をストックしていますが、それらが全部ダメだった、という経験はありません。そもそも、挑戦しているうちに、新たな手が浮かんできますからね。

 観察したところによると、多くの人は失敗したときの想定が甘いです。次の手を考えていないことが多すぎる。失敗してから次の手を考えはじめて、あたふたして、結局どうしようもないじゃん、みたいなことも多々あるわけです。最初に作戦を考えたときから、失敗したときの対応も考えておいたら、とか思ってしまいますけど、なかなか難しいのでしょうね。

 失敗したときの想像と同じくらい、成功したときの想像もできたほうが良いと思います。失敗ばかりを想像するとネガティブになって、どうせやっても無駄じゃん、なんて思って、やる気が出ませんからね。

 たとえば小説を書いて新人賞に送ったとしましょう。そしたら、僕の場合、次の瞬間には新しい作品について考えています。どうせ落ちるだろうと思っているからです。選考の結果を待つようなことはありません。それと同時に、もし成功したら、次はどうしようかな、という手も考えます。お金が入ったら、新しいビジネスに挑戦できないか、とか。どうやって売ろうかな、とか。これは、どちらも未来を見ているわけです。自分にとって都合の良い未来、都合の悪い未来、どちらも見たほうが良いでしょうね。

 多くの人は、悪い未来を見ないようにしていますし、良い未来ばかりを想像してしまいがちです。あとは、未来のことなんて考えても意味ないよ、と諦めてしまっている人もいるかと。最高と最低の未来を想定しておけば、基本的には、想像の範囲に収まります。次の手も自然と浮かんでくるでしょう。3ヶ月、半年、来年、5年、10年くらいのスパンで未来を見ておくとよろしいかと。難しいですけどね。

 最近は、新しい方向性について考えてばかりで、ちょっとプロットがおろそかになっていました。プロットの完成度は9割を越えたので、安心してしまったところもあるでしょう。明日か明後日に完成させてから、次の作戦に移ることにしましょう。そんな感じでしょうか。新しい作戦のために、いろいろと準備をしていたら、うーん、時間がすぐに過ぎていきますね。もっと時間がほしい……。

 

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