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作品の推敲について

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『作品の推敲について』という創作に関するエッセイを書きましょう。

僕は、今年は、いままで小説を書いてきたなかで、はじめてまともに推敲をしたな、と思っています。どうやって推敲をすれば良いのか、よくわからないまま、手探りで進めました。いまでも正しい方法なのかはわかりませんが、どうすれば推敲がはかどるのか、ちょっと書いてみようと思います。

まず、自分の文章をゆっくり読みましょう。たぶん、皆さんは本を読むのが速いと思います。もちろん、どのような種類の小説かにもよりますが、240ページの本を1冊を読むのに、1時間から2時間くらいでしょう。そういう風に小説を楽しむときのスピードではなくて、もっとじっくり、一文ずつ読みます。音読するくらいのスピードで良いでしょう。そうやってゆっくり読むと、おかしな言葉遣いをしているところや、重複した表現があることに気づくことができます。実際に音読してみても良いですが、ちょっと喉が疲れると思います。家族と同居していると、変な人だと思われるかもしれませんし……。

次に、削ることが大事です。ちょっとでもマニアックかな、と感じたところは削ったほうが良いと思います。僕の場合は『このジョーク、わかれば面白いけど、ほとんどの人には理解不能だろうな』と思ったら消しています。マニアックなものほど、わかったときには気持ちが良いものです。それを大事にしたい気持ちもわかりますが、あまりにもマニアック過ぎると、単なる怪文書で終わってしまう危険性があるでしょう。

そういう風に削りまくって、文庫で274ページだったものを、240ページまで圧縮しました。シーンはひとつも削っていません。キャラクターも減っていません。単に文章を短くし、冗長だったジョークなどを減らしたら、うまいこと34ページも削ることができました。

もうちょっと過程を説明しましょう。まず、ざっと作品を書き上げました。その段階では矛盾点が幾つもあります。土曜日の次が月曜日だったりします(ひどい)。あるシーンでキャラがいたりいなかったりします。このときは258ページでした。最初から読み返して、矛盾点を消しつつ、どんどん足りていない部分を加筆していきます。伏線を張り直したり、もっとわかりやすい表現にしたり、ということをしているうちに、どんどんページ数が増えていきます。これで一応完成したかな、というのが274ページのものです。それからさらに余分なものを削ぎ落としていって、240ページちょうどにしたわけです。

小手先のテクニックだと、長い文章を2つに分けたりしましたね。小説推敲の補助をしてくれる『Novel Supporter』というソフトがあります。いろいろな機能があって、すべては使いこなせないのですが……。『文長ヒートマップ』という、文章の長さを色で示してくれる機能があるのです。そうすると、1文の長い場所がわかります。長い1文は読みづらいので、読みやすさ重視で2つに分けたりしました。逆接の『が』とかで文章が2つになっていることが多いですね。

とにかく、ゆっくり、何度も読み返すことが大事だと思います。まだまだ創作に関しては初心者で、これがベストな方法だ! というものにはたどり着けていません。何か良い方法をしっている方がいらっしゃれば、是非教えていただきたいものです。新人賞の原稿も、推敲をしっかりするだけで、かなり上のほうまでいけるのではないでしょうか。いままで、もったいない原稿を送っていたな、といまさらながら思います

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