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法律が変わる

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『法律が変わる』という過去に書いたエッセイの転載です。最近、転載が多いのは、まあ、お正月ということで……。

たまに法律が変わることがある。憲法はそんなに変わらないみたいだが、刑法とか、民法とか、いろいろ変わるみたいだ(詳しくは知らない)。硬性憲法とか軟性憲法とか、いろいろ大学で勉強したけれど、忘れてしまった。マグナ・カルタとか成文憲法とか……。

この法律というのは不思議なもので、ほとんどの人は内容を知らない。知らないでも、社会が、なんとなく上手くいっている、というところがすごい。また、日本に生まれたら、必ず、この法律というものに縛られる。法律の条文を読んで、日本人になるかどうかを決める、みたいなシステムではないのが、また面白い。強制加入なのだ。

いままでは、テレビや新聞という大衆に向けたメディアがあったから、法律の重大な変更については周知できていた。しかし、今後はそれも難しくなるだろう。法律の変更について、国民全員に、どうやって周知すれば良いだろうか。まあ、法律なんて知らなくても生きていけるといえば生きていけるが……。

ペイオフというのがある。詳しくは知らないが、銀行に預けたお金(普通預金)が、銀行が倒産(というのかな?)したときでも、1000万円までは補償される、という制度だ。法律が変わるときは、まだテレビに力があった。大々的にテレビで宣伝していたから良かったものの、今後、また変わるかもしれない。たとえば、預金が500万円までしか保護されないよ、みたいな感じに知らないうちに法律が変わっていて損をしたとしても、あなたのせいですよ、と言われるのは若干納得がいかない。すべての法律を熟知している人などいないわけだし……。

僕はテレビを見なくなったし、新聞も読まなくなったし、ニュースサイトも、ほとんど見なくなった。友人もいないので世間話もしない。そうすると、本当に情報が得られなくなる。たとえば、僕はいつ選挙があるのかを知らなかったので、前回の選挙には残念ながら参加できなかった。そういう人を想定していないのかもしれない。

本当に重要な情報は、国が国民に直接送信すべきだと思う。まあ、何が重要な情報か、という問題があって、あれもこれも伝えてやれ、とやっているうちに、どんどん情報が肥大化し、誰も読まないメールマガジンのようになるかもしれない。本当に、これだけは頼むから知っていてくれよな、みたいな情報を送ってくれるシステムがあると良いけれど。ああ、それって、もしかしてJアラートか……。北朝鮮の件はさすがに知っている。でも、北朝鮮のいまの大統領(というか国家主席というのか、名前は知らない)が誰なのかは知らない。

僕は、本当に必要最低限の機能を持った電子端末を、国が国民全員に配布すべきだと思う。それによって国民は管理されることになるが、それに見合ったメリットもある。福祉関連は、すべてこの端末で管理されることになるだろう。電子決済なんかも、この端末があれば一発だ。そこに重要な情報を送ってくれたら良いのに、とか思ったりする。

国家に管理されたくない人は、端末を使わず、そのメリットを享受しない、という選択ができる。ほとんどの決済が電子化されたあと、あえて物々交換などで生きていく、というのも面白いかもしれない。

多くの人が法律を知らなくても生きていけるのは、基本的な原則があるからだ。それは、他人に迷惑を掛けなければ良い、というものである。それさえ守っていれば、なんとかなる。たぶん。きっと。うーん、でも、税金関連は、そうでもないか。相続税の規定とか変わったらややこしい。こういうのも、電子端末で管理してくれたら楽になると思うが。

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