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順張りか、逆張りか

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『順張りか、逆張りか』という経済系(?)のエッセイを書きましょう。

順張り、逆張りというのは株の用語だと思います。簡単に解説してみましょう。

まず、株のチャートには『トレンド』というものがあります。トレンドは、日常的な使い方だと『いま流行の』みたいな感じでしょうか。今冬のトレンドはタートルネック、とかそんな感じで使われていますね(いまさらタートルネックが流行るか?)。株の世界でのトレンドは、ひとつの方向に値が動いている状態です。意味がわからないかもしれません。

まず、ある会社の株が、どんどん値上がりしている状態をイメージしてください。それを上昇トレンドと呼びます。わかりやすい話をすると、ビットコインは昨年の秋~冬にかけて上昇トレンドでした。逆に、どんどん値下がりする状態を下降トレンドと言います。ビットコインは1月以降、ずっと値が下がっているので長い目で見れば下降トレンドといえるでしょう。

トレンドの対義語は『レンジ』です。レンジは、ある一定の幅をいったりきたりしている状態です。簡単に言うと、ある株の値段が、大体1株1000円としましょう。それが900円~1100円の間をいったりきたりしているとき、レンジ相場と言います。1000円が1100円、1500円、2000円と上がりつづけるのがトレンド相場ですね。

さて、ここでようやく、順張りと逆張りの話ができます。順張りというのは、いま出ているトレンドに乗っかる戦法です。1000円の株が1200円になったところで、強い上昇トレンドだと思って1200円で買うのが順張りです。一般に、レンジ相場とトレンド相場は7:3くらいの比率でレンジが多いので、トレンドが発生した思ったらレンジ相場だった、みたいなことがよくあります。だから、トレンドに乗る順張りは、非常に勝率が低いのです。その代わり、勝ったときに莫大な利益を得られるのがトレンド相場での順張りです。1000円の株が10000円になるかもしれません。ビットコインは昨年9月、34万円くらいでした。そのまま上昇トレンドがつづき、12月には227万円まで上がったのです。これが順張りの力ですね。

逆張りというのは、レンジ相場で上限が来たときに売って、下限に近づいてきたら買うという戦法です。つまり、900円~1100円のレンジ相場だとしたら、900円のときに買って、1100円になったら売る、を繰り返すだけで毎回200円(900~1100で200円、1100~900で200円、合計400円)が儲かるわけです。

たぶん話が長くなったので途中で読むのをやめてしまった人が多いと思いますが、ここからが本題です(遅い)。

僕はエンタテインメントを売るときにも、トレンド、レンジ、順張り、逆張りの考え方が使えると思っています。つまり、めちゃくちゃ売れるジャンルが生まれたとしましょう。そのときは、順張りで、そのジャンルの作品を書くと効率が良いわけです。異世界が流行っていたら異世界、ミステリーが流行っていたらミステリー、みたいな形ですね。

逆張りは、トレンドがない状態、いま特に流行っているジャンルが見当たらないなぁ、というときに使う戦略で、いまの時代、ミステリーの株がかなり下がってきたから、そろそろレンジ下限だし上がるでしょ、みたいな感じで逆張りをするわけです。トレンド相場のときほどは儲かりませんが、逆張りで当たったら、そこそこ美味しい儲けになります。それなりに勝率も高い手法です。

うーん。ちょっとこじつけかもしれません。単なる比喩なので、あまり深く考えないほうが良いと思います。

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