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新人賞の投稿者と受賞作をどう繋ぐか?

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『新人賞の投稿者と受賞作をどう繋ぐか?』というエッセイを書きましょう。

前回、あまりにもくだらない記事を書いてしまったので、今回は真面目に考えて記事を書くことにします。まずはじめに書いておきたいのは、これから書くことは僕の妄想です。誰かに見てもらって、実現してほしい、とはまったく思っていません。単に思いついたから書いておくだけです。特に改善案を出したいわけでもなんでもありません。

それでは本題。最近考えていたことなんですけど、新人賞に投稿する人って、どれくらい新人賞の受賞作を読んでいるんでしょうか。僕は、正直なことを申しますと、講談社ラノベ文庫新人賞の作品を1作読んでから送りました。『ディヴィジョンマニューバ』という作品です。読んで、こんな感じの作品が受賞するのか~と思いました。受賞作を読まずに送る人も当然いることでしょう。締め切りが近かったから送った、という人も多いのでは。まあ、似たような作品を応募してもダメなわけで、受賞作と応募作のネタ、ジャンルが被っていないかのチェックくらいはしたほうが良いのかな~とか思いますけど。

応募者に受賞作を買ってもらうには、どうすれば良いのか、ということを考えてみました。思いついたのは、1次選考落選作に、敗者復活のチャンスを与えることです。何を言っているのかよくわからないと思うので、どういう制度なのかを説明します。

まず、編集部と縁の切れていない受賞作家に声をかけます。そのなかで手をあげた人の名前が、新人賞応募のホームページに掲載されます。応募の際に受賞作家さんの名前を書いておくと、1次選考落選作を、指定した受賞作家さんに読んでもらえる、というシステムです。読んでもらって、良いものは敗者復活で2次選考へ上がる、みたいな感じですね。

自分の作品が1次選考で相性の悪い下読みさんと当たったとしても、もう1チャンスあるわけです。落ちたとしても、まだ可能性がある。他の賞よりも送りたくなるでしょう。投稿者は、自分の作風と相性の良さそうな作家さんを選びたいでしょうから、受賞作を読むことになります。良い感じに投稿者と受賞作をつなげることができましたね。

問題点はたくさんあります。簡単に思いつくのが、選考にかかるコスト、時間などですね。敗者復活をやっている暇があるのかどうか。敗者復活で受賞作家に読んでもらうときのギャラはどうなるのか(これは、まあ、名前を売る活動なわけで、ボランティアでも良いのかな、とも思いますが……)。さらには、敗者復活で受賞作家さんに読まれたあと、そこで落ちたら受賞作家を恨まないか、とか。従来の選考では、誰が読んで誰が落としたのかわからない、ということで安全性が確保されていましたが、これはダイレクトに誰が読んだのかわかるのが問題です。同様に、受賞作家に賄賂を渡して一次選考を突破するものがいるのではないか、とか。まあ、そんなことをしても2次で落ちるから無駄だと思いますけど……。もしネットで知りあった弟子とか、知人だったら落としづらいとか、そういう問題もありますよね。僕だったらバンバン落としますけど(弟子も知人もいないし)。1作家1作までしか二次選考にあげられない、みたいな縛りをもうければ、そんなに無理難題でもないかと思います。

まあ、応募総数が500とかですから、応募者の1/5が前回の受賞作を買ってくれるとしたら、実売で100増えるかどうか、みたいなラインでしょうね。あとは、その100人が感想を拡散してくれるかどうか、が勝負になってくるかと。基本的には敗者復活選考で二次選考に上がりたいわけですから、ポジティブな感想をネットにもたらしてくれることでしょう。他のレーベルがやってないことやらないとダメだ、と思いますけどね。そういう意味では、二次選考通過で担当がつくというのは講談社ラノベ文庫新人賞の素晴らしいところだと思います。

うーん。今回出したアイディアは、まあまあ面白いとは思いますけど、実現はしないでしょう。私のような素人が思いつくことは、すでに思いついていて、予算とかスケジュールとか、いろいろな問題があって却下されたアイディアのはずです。それに、もっと素晴らしいアイディアをお持ちのことだと思いますから、素人が口を出さないほうがよろしいかと思います。出版社というのは頭の良い人たちが集まっているので、そのうち良い方向へ進んでいくことでしょう。きっと……。たぶん……。

とはいえ、頭数が揃えば新しいアイディアが生まれる可能性は高まるので、定期的に『新人賞の改善案、何かないですか?』みたいなメールを、作家さんたちに一斉送信とかしてみたら面白いかもしれませんね。うーん。まあ、こういうことを考えるのは私の仕事ではないので、これくらいにしておきましょう。

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