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創作者が多すぎる

こんにちは! 河東遊民です。

今日は『創作者が多すぎる』という創作に関するエッセイを書きましょう。

Twitterなどを見ていると、とにかく創作者の多さに驚きます。皆、何か作品をつくっていますね。僕が、そういう人たちをフォローしているからだとは思います。それにしても多いですよね。特に小説はすごいです。僕が観測できるだけでも1000人以上はいます。恐らくはもっと多いでしょう。いままでの時代で、これほどまでに個人が趣味で創作をしていた時代はないのではないでしょうか。それだけ、いまの日本に暇な時間があるという証拠でもありますね。かなり裕福な社会であるといえます。

本来、文書というのは生産と消費では消費のほうが楽です。たぶん小説を1作書くのに必要な労力は、平均したら1ヶ月くらいでしょう。1日1時間書くとして30時間としましょう。読む労力は3時間くらいと見積もると、およそ10倍くらいの差があります。もう少し書くのに時間が掛かるケースもあるでしょうし、逆に、もっとスピーディーに読める人もいると思いますが、まあ、僕が観察した範囲ではこれくらいではないかと……。

書く人が増えるということは、つまり全体としての読む時間が減ることを意味します。書くことも読むことも継続的にできる人はすごいですが、ほとんどの場合、書いていると、読む時間がなくなります。10倍の時間が掛かるからです。書くほうに時間を奪われ、作品を読めなくなります。皆が小説を書きはじめると、読む人がどんどん減っていくわけですね。逆に言えば、小説を書きたければ読む時間を減らしたほうが良いということですね。簡単な話ですが……。

小説というのは、非常に楽にはじめられる趣味です。パソコンがあれば出来ます。スマホでも書けるかもしれません。漫画や音楽のように技術を必要としないのも楽ですね。誰でも書こうと思えば書けます。参入障壁が非常に低いということです。これ以上に簡単な趣味は、そうそう思いつきません。家で出来て、お金がかからなくて、楽にはじめられる趣味なのです。たぶん読書よりもお金がかかりませんし、時間を潰せます。

たぶん、この傾向はつづくでしょう。創作者が増えることはあっても、減ることはないと思います。プロとアマの差もなくなっていくことでしょう。もうすでに差がないかもしれません。趣味として楽にはじめられるということは、ビジネスとして成立させることが難しいということでもあります。

つまりは、どうしようもないということです。そういう状況でもビジネスとして成立させるためには、どうすれば良いのか、ということをいろいろ考えていますけど、難しいですね。なんとなく、小説を書いているだけではダメで、いろいろなことをできないといけないな、と思っています。単に面白い小説を書けるだけの人は、いくらでもいるということです。他のこともできて小説も書ける人となると、少し数が減って、競争で有利になるのではないかと思いますけど、どうでしょう。今後、小説家は、マルチな活動をしていかざるを得ない時代になるでしょう。きっと……。

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